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静アート「こんにちは『キャンディ・キャンディ』展」販売差止請求事件(地裁判決)

10/17/2000

 
平成12年10月17日 キャンディキャンディ絵画販売事件(静アート事件):販売差止請求
ユニ著作権センター判例全文

東京地裁/判決・請求認容

原告:水木杏子
被告:静アート株式会社(代表取締役・武石淳)


平成一一年一〇月頃から「こんにちは『キャンディ・キャンディ』展」を開催し、同展示・販売会において、本件絵画を展示・販売した静アート株式会社に対し、原著作者が販売差止を求めた。
被告は、平成一二年一月一四日から同月一七日、アクトシティ浜松において、「こんにちは『キャンディ・キャンディ』C展」を開催し、また、同年二月には、広島県立広島産業会館において、「こんにちは『キャンディ・キャンディ』C展」を開催し、各展示・販売会において、本件絵画を展示・販売した。
    参考:キャンディ・キャンディ虐待問題内 違法イベントの記録
    参考:キャンディ・キャンディ虐待問題内 違法原画展示会レポートINDEX

アクトシティ浜松「こんにちは『キャンディ・キャンディ』展」

ミリオン出版『コミック・ゴン! 』第3号
コミック・ゴン! 第3号 (1998年ミリオン出版)掲載の特集記事。この時点では高いもので60万程度だったが、最高裁判決前には100万円を超えるものも販売されていた。
場所:アクトシティ浜松 コングレスセンター3F 
日時:2000年1月14日~17日
主催:アイプロダクション / いがらしゆみこ展運営委員会
協賛:いがらしゆみこ美術館

以下、検証サイトのレポートを転載(文責は各執筆者)。
 <価格>
・最も安いもので38万円
・一番多かったのが63万円
・大きいもの、出来の良いものが83万円
​ ・特大のものが120万から175万円 

浜松展示会レポート  ■■BY にゃおん@Cチャット■■ より
<セールストーク-3オーダーメイドの勧め~ヌード問題> 
ス「お客様はどの登場人物がお好きなんですか?」
私「(目前のテリィの絵をみながら)昔からテリィファンなんですよ。 付録のポスターに上半身ヌードの物があって子供心にドキドキしたのを覚えています。」
ス「まあ、よく覚えていらっしゃるのね。先生に頼むと描いてもらえますよ。」
私「(驚いた声で)えー!?オーダーメイドできるんですか!?」
ス「(シーッと声をひそめて)他のお客様には秘密に(にっこり) 限られた人にだけ教えてさしあげるんですよ。」 

ここからオーダーメイドをさかんに勧められることになった。 話が長くなり、連れが私のほうに来たのをいいことに私が「疲れた」と言うと、スタッフは椅子を勧め、以後座って話す。

浜松展示会レポート  ■■BY にゃおん@Cチャット■■ より
トークより
・オーダーメイドは1回につき5人まで受け付けている。
・価格は展示品に消費税を上乗せした程度の額
・1地域1回のみの展示会だから、チャンスは今しかない。
・浜松では今回限りで、次は次の地域の方のためのもの。
・今回注文いただくと同時にファンクラブに登録。
・ファンクラブだけではなく、地元の人に見て欲しいからファンクラブ優先というわけではなく展示会スケジュールも全部教えているわけではない。
・「おっかけ」の人がいることを得意げに話すが、迷惑ではあるとも。

上半身ヌードをオーダーメイドしたらとさかんに言われ、私が「いくらなんでもそれは・・・恥ずかしいし・・・」と言うと
・オーダーされる方なんて皆そんなもの。
『私だけの』『他にはないたった一つの』物だから
・先生は全部のシーンを覚えていて、当然付録の絵柄も再現できる。
・ローン月々1万円ならちょっとした贅沢、おこずかいでなんとかなる。
・水彩画用の額を使用。額だけで10万円はする。
・他の人の物、例えば手塚治虫の直筆原画なら100万はする。

連れと「家でゆっくり考えてまた明日来ようか?」と話すと
・明日は明日のお客様から5人オーダーを受け付ける。
(略)

浜松展示会レポート  ■■BY にゃおん@Cチャット■■ より

広島県立広島産業会館「こんにちは『キャンディ・キャンディ』展」

場所:広島県立広島産業会館西展示館
日時:2000年2月26日~28日
販売:静アート

以下、検証サイトのレポートを転載(文責は各執筆者)。
広島県知事・藤田雄山氏より、

1. 展示会は開催するが、販売は禁止
これは県条例<係争中のものは販売してはならない>による。
2. よって、もしもこれ違反、販売したなら(通販、ささやき販売) 即刻、展示会を閉鎖する
3.  静アートより、そのむね書面をいただいたこと

と連絡があるも、いがらしゆみこ及び静アートはこれを無視し、原画やグッズの販売が行われた。​

キャンディ・キャンディ虐待問題内 違法原画展示会レポートINDEXより
今回驚いたのは、前回の浜松レポートでは38万円~、だった原画のお値段が、一番安いものでも、46万円!額縁が随分大きいんですが、画自体は15cm四方くらいの小さなもの(なかには10cm×20cmくらいの縦長状のものもあった)が、46万円です。

広島展示会レポート■■BY 善良な広島市民■■より
「描き下ろしをお願いした場合、希望した絵柄と必ず同じものが仕上がるのですか?イメージがちがったりしませんか?」と繰り返し尋ねたところ、
「先生はプロだから、同じ絵が描けるんです。これまでにもこんなふうに、同じ構図で背景だけを変えたり、服やリボンの色だけを変えたりした絵があるんですよ」
と、これまでに描き下ろし1点物と称して販売した絵のカラーコピーのファイルをめくってみせたのですが、確かにそこには全く同じ構図で、背景やリボンだけが違う絵が何枚も!
ちょっとまて!それ、1枚の下絵をコピーして色を塗りなおしてるだけじゃん。
そんなん1点物というのか?

広島展示会レポート■■BY ひろりん■■より
2000年2月に開催された広島の展示即売会で原画購入した顧客に対し、静アートは販売差し止め判決が出た後も個別にセールスを行って、描きおろし原画やフジサンケイアドワークの「版画と称する高額ポスター」の在庫を販売していた。

参考:​偽版画&違法原画販売~20年目でも新ネタ
(略)
いがらしさんは一審後「これでは色紙もかけない」と「自由に絵を描く権利」主張していらっしゃいますが判決後8ヶ月間、あちこちで<新作原画の展示会、および色紙の販売>を行っていらっしゃいます。
わたしは<絵>を描いてはいけない、とはいっていません。
原作者に無断で法外な価格を絵につけ販売してほしくないといっているだけです。展示会の販売員によってはその何十万という絵の価格は「原作者に払うため」といっていると聞きます。「作品名」を使って販売するとき、わたしは原作者にも責任は生じると思っています。わたしはわたしの知らない所で、原作者の存在を利用され、わたし自身びっくりするような価格でキャンディの絵の販売はしてほしくありません。
ただ、納得していたいのです。人に聞かれた時、堂々と答えられるように。

そして、いがらしさんには共に作品を生み出した原作者たちをきちんと認識し、約束(契約)を守り、礼儀を大切にしてほしいだけです。
(略)

水木杏子旧公式サイト内「陳述書(その5)」より
キャンディ・キャンディ関連裁判一覧TOP

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