この年、名木田恵子名義で小学館の学年誌『小学6年生』1980年10月号 掲載の「姫子のギリシア神話 かなしみのエーゲ海」という読み物のテキストも担当している(イラストは『うわさの姫子』の藤原栄子)。
それまで『なかよし』誌の表紙では基本的に漫画家名は表記しても原作者名は省かれる慣習だったが、「きらら星の大予言」連載開始号では表紙に「原作/水木杏子」の表記がある(ただしこの号ではまだ「おはよう!スパンク(たかなししずえ)」の雪室俊一、「コクリコ坂から(高橋千鶴)」の佐山哲郎の記載はない)。
同年10月号では新連載「あこがれ・二重唱(佐藤まり子)」の原作者・佐和みずえ、及び第四部連載再開の「おはよう!スパンク」は表紙に原作者名の記載があり、「きらら~」の原作者名は省かれているあたり、この時期はまだレイアウトデザイン優先で原作者名記載のルールは徹底していなかったと思われる。 一方、別冊少女フレンドでは「サンデイズチャイルド」連載第二回掲載号である11月号から表紙に原作者名が記載されるようになっており、やはりこの時期に原作者名表記について講談社内で意識改革が進められたようである。
『なかよし』1981年4月号は「きらら星の大予言」完結記念に「愛のイラスト詩集 Kiraraメモワール」と題された、12星座の占いと名木田恵子(水木杏子)のショートポエム、あさぎり夕のイラスト(一部描き下ろし)を組み合わせた蛇腹型小冊子の付録がつけられた。
また3月号付録のサイン帳「きららのメモリアルカード集」にも名木田恵子のポエム「花の香りのことばで……」がそえられている。 「きらら星の大予言」はグリコのお菓子にタイアップ起用されており、連載当時「スポロガム」にはライティングデスク型のプラスティック玩具とシールがつけられ、ソフトキャンディ「シャンテオー・レ」のパッケージと懸賞用グッズのハンカチーフにもイラストが使われている。 「星座はめぐる! ◆ 名木田恵子 2002-05-08 (Wed) 21:56:14 カーテンが揺れる12月の小窓 漫画原作を書いていた頃 PART 3 コメントの受け付けは終了しました。
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