この時代は「新御三家」「ビッグスリー」と呼ばれていた郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎の人気絶頂期であり、少女フレンド系の雑誌では毎号のように特集記事が組まれ、表紙への起用も多かった。
『ビビアンヌの王子さま』最終回が掲載された『週刊少女フレンド』1974年3月5日号(10/11合併号)の「ハッピーバレンタイン大特集」では、表紙が郷ひろみ、付録に「BIG3ラブピンナップ」、芸能記事コーナーも新御三家の活動情報中心であり、巻頭グラビアも新御三家をフィーチャーして「BIG3にささげる愛の詩」と銘打ち、それぞれのカラー写真と名木田恵子の書きおろしポエムを組み合わせた構成だった。
また同誌1977年8月20日号(16号)の巻頭企画「BIG IDOL5 夏の詩」では郷ひろみ・西城秀樹・草刈正雄・野口五郎・三浦友和のカラーグラビアに各一行のショートポエムを寄せている。 更に1979年には『なかよし』『フレンド』のお姉さん雑誌である『月刊ミミ mimi』に武藤義氏の撮影による西城秀樹のカラーグラビアが掲載された際にも名木田恵子がポエム「恋人に…」を書き下ろしている。
ポピーちゃんシリーズは作品の性質上、タイアップした人形のモチーフになっているアグネス・チャンなどの出番が多いのは当然なのだが、当時の少女たちの人気を反映して西城秀樹や野口五郎も登場している。
ちなみに名木田恵子の作家デビューは小学館『女学生の友』1967年11月号のジュニア短編小説賞、西城秀樹は1971年末発売の『女学生の友 JOTOMO』1972年1月号で芸名を一般公募された上でデビューしているという縁もある。
漫画ポピーちゃんシリーズと"スターにんぎょう ポピーちゃん"については古書店くだん書房さんの日記ページ(2014年3月1日)に画像と詳細な情報有。
半分開いた12月の小窓 漫画原作を書いていた頃 PART 2
講談社フレンドKC『ビビアンヌの王子さま』収録の「ローズピンクは初恋の色」は雑誌掲載時の見開き扉の右半分をカットした為に原作者名表記が落ちている。公式掲示板でその件について読者から質問を受けて回答。
和歌とペンネーム ◆ 水木杏子 2000-12-07 (Thu) 22:06:31
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